アップダウンが激しすぎて生きづらい

2022.4.14

なんでそんなに怒っているの?と言う言葉にさらに激高したくなる。それ、女性ホルモンのアンバランスが原因かも。

一般的に「女性ホルモン」として総称されますが、女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンの2種類があります。この2種類のホルモンの絶妙なバランスと変動により、生理周期は調整されており、さらには、幸福感、喜び、怒り、悲しみなどのメンタル面と肌・髪の艶、水分代謝など身体的側面の両方にも大きく関与しています。

 

女性ホルモンの心身への影響

卵胞期はエストロゲンの分泌が多く、心もからだも安定している時期。黄体期は、プロゲステロンが多くなる影響で、イライラや不安感、やる気が出ないなど心が不安定になりやすい時期。

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P45)主婦の友インフォス
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これだけを読むと、女性ホルモンのせいで女性の心身は、なんだか厄介なことが多いなと思われがちですが、ウラの事情を知ると、それが愛おしくなるかもしれません。

 

女性ホルモン周期 エストロゲンとプロゲステロンと黄体ホルモンの関係性

 

我々人間を含め動物には子孫継承のために生殖能力が備わっているわけですが、子孫繁栄・継承のためには、強く正常な遺伝子を受け渡していく必要があります。「女性は本能的に自分とは体臭のタイプが異なる男性を選ぶ能力が備わっていて、型が違う免疫情報を持った複合体ほど多様性が高くなり、より強くて丈夫な子孫が残せることができることから、それを嗅ぎ分けることができる」ということも言われています。

 

このことからも分かるように、子孫を残していくということを軸に考えると、排卵に向けて女性のからだは良い精子を“出迎えたい”わけですから、排卵に向けて卵子を育てる傍ら、受精が成立した場合の受精卵のベッドとなる子宮内膜を厚くしながら機を待ちます。

 

“出迎えたい”というところを強調しましたが、ここはとてもポイントになります。日常生活の中で置き換えてみるとわかりやすいのですが、自分にとって利益をもたらしてくれたり幸せを運んでくれたりする人が来る場合、身だしなみや場所を整え「ようこそいらっしゃいました」と“お出迎え”をすると思います。エストロゲンの作用はそれと似ているところがあって、(女性ホルモンのバランスが乱れていない場合、)受け入れ態勢万全の状態をつくりだします。そのため、心身共にニコニコでオープンな状態です。

 

それが一転、排卵を終え、黄体期に入るとなぜイライラや不安感、やる気が出ないなど心が不安定になりやすいのでしょう?
排卵を終え、プロゲステロンが増しはじめると、セックスをしたしないにかかわらず、女性のからだは「妊娠をしたかもしれない」という仮定のもと、自分と赤ちゃんを守るための準備に入ります。自分たちを守るために他人が近づいてくることを嫌がりますし、(普段は何とも思わないような態度や言葉でさえ)自分と赤ちゃんへの攻撃と過剰に反応し、反撃したり拒絶したりします。また、排出するという作用を抑えることで、受精卵が流れないようにしているという作用が、便秘やむくみとして出たりします。

 

私たちが常日頃考え計算しなくても、身体の中では変化が起こっていて、準備するためだったり守るための変化だったんだなと思うと自分のからだにありがとうを伝えたくなりますね。もちろん、現代では、選択肢も増え、結婚するしない、子供をもつもたないということも含めて、いろいろな考え方がありますが、どの場合においても、幸せを感じられる状態であるべきだと思います。

 

女性ホルモンの分泌がアンバランスになり、気分や身体の状態のアップダウンが激しければ激しいほど、生きづらさを感じてしまうことでしょう。だからこそ、妊娠・出産をするしないに関わらず、女性ホルモンのバランスを整えることが人生の幸福度を大きく左右すると言えます。繰り返しになりますが、自分の体質を知ることと女性ホルモンのバランスをしることがキーです。

 

もしかすると女性ホルモンのバランスが乱れているかもしれないなと言う方は、デリケートゾーンのケアを早速はじめてみてください。そしてもう一つ追加させてもらいたいことがあります。頭から湯気が出るほど怒ったり、この世の終わりかと思えるほど悲しく感じた時、なんで私はこんなにイライラしているんだろう、なにもかもうまくいかないと思えてしまっても、ちょっとだけ立ち止まってみて「もしかすると女性ホルモンのバランスの乱れのせいかも?」と癇癪をおこしたくなる感情を一旦横に置き、俯瞰(ふかん)してみてください。

 

そんなに冷静でいられたら、こんなに困っていないわよ!とお叱りをいただきそうですが、自分のせいではなく「何かのせい」にできたとき、少しだけ楽になった気がしませんか?あなたは悪くない、女性ホルモンのせいです、きっと^_^。今後、そんな緊急事態の時の対処の仕方(セルフケア)についてもお話ししたいと思いますが、それまでの間は、とりあえず女性ホルモンのせいにしておいてみてください。

 

ブログでは、なかなか書き進めることができませんので、書籍をぜひ購入して読み進めてみてくださいね。

 

このブログでは、当店のデリケートゾーンケア”フェミセラピー”の監修者であり、妊娠・出産・授乳・育児のみならず、女性の一生をサポートしてくれる助産師として活動を続けている神藤多喜子先生の著書「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」をベースに、より深いレベルで理解をしていただくための補足的説明や具体的な方法を解説しています。

デリケートゾーンケアの教科書

神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」 主婦の友インフォス
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サロンドカノンの「フェミセラピー」では、もちろん乙女のトキメキ「頭」と「バスト」と「VIO」の3部位を合わせて「デリケートゾーン」とし、施術を行っています。どのような施術が含まれているのかについては、ホームページをぜひチェックしてみてくださいねピンクハート

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サロン情報

サロンドカノン(恵比寿)
お問い合わせ:https://femi-therapy.com/#contact
住所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目
※詳細は、ご予約を頂戴いたしましたらお知らせいたします。

 

 

 


年代・時間・季節にも存在するドーシャ

2022.4.12

デリケートゾーンのセルフケアー東京・恵比寿

 

インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、私たちの心と身体の基本となる生命エネルギーを“ドーシャ”とよび、それは、“ヴァータ(風)”と“ピッタ(火)”と“カパ(水)”の3要素から構成されていると考えます。言いかえると、私たちは、その3要素をもつ生命体なのです。3つのそれぞれの要素(風・火・水)には働きや性質があり、その配分率によりその人の「体質」となります。

というお話しを前回の記事で書きました。

 

この「ドーシャ」は、人だけでなく、物・時間・季節・年代など、私たちの生活のあらゆるものに存在しています。

 

人の年齢にもドーシャのサイクルがあり、例えば、0歳~30歳頃までは、「カパ(水)」の時代とされます。人それぞれもって生まれもって出てきたドーシャは基本となりますが、この時期は、その人のドーシャバランスの中で「カパ多め」の時代です。カパを表す形容詞の代表に「みずみずしさ」があります。基本のドーシャにより個人差はありますが、赤ちゃん~若い世代の人たちの肌の質は、みずみずしいですよね。そして、30歳~60歳頃までは、「ピッタ(火)」の時代とされ、エネルギーに溢れている時代です。60歳以降(女性の場合は、閉経以降)は、「ヴァータ(風)」の時代とされ、代謝が衰え、乾燥が強くなるなどが、身体的変化としてあらわれます。

 

そして、季節によってもドーシャが変わってきます。

デリケートゾーンケアー専門サロンー東京・恵比寿

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P42)主婦の友インフォス
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最も短いサイクルでのドーシャの変化は、1日の時間帯の中にあります。

午前6時から10時は、カパ。

午前10時から午後2時は、ピッタ。

午後2時から午後6時は、ヴァータ。

午後6時から午後10時は、カパ。

午後10時から午前2時は、ピッタ。

午前2時から午前6時は、カパ。

 

というサイクルになります。例えば、午前6時から10時までは、「詰まりやすい」という特徴をもつカパの時間なので、身体を動かしたり、血流やリンパの流れを促進し、排泄の時間とすることができれば、その日一日が快調であることでしょう。コロナ禍で、オンラインヨガやトレーニングなどが急成長しましたが、この時間帯に行うことで、後の作業や仕事へのよい影響もありそうですね。ただし、午後6時から10時までも同じカパの時間ではありますが、この時間に激しい運動をすることは、次のピッタの時間に影響を及ぼし、睡眠の質などを低下させるので、おススメできません。絹手袋「ガルシャナ」などで、血流を促し、一日の疲れ・老廃物を上手に流すケアがおすすめです。

 

 

ココがポイント♪

アーユルヴェーダは引き算の医学。ヴァータが強い時間帯や季節にはヴァータの要素を生活や食事から減らすことでバランスがとれますし、同じようにピッタやカパが強くなる時間や季節であれば、それぞれの要素を減らすようにするとバランスが取れます。

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P43)主婦の友インフォス
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年代、季節、時間におけるドーシャの関係性については、また違う機会で、もう少し深掘りできればと思います。

 

このように、その人が生まれ持って出てきた基本のドーシャに加え、年代、季節、時間によっても、ドーシャバランスが違ってきますので、必要な食事法、運動、生活法、ケアなども変わります。わかりやすくするために少しシンプルに言うと、ヴァータ体質の人は、ヴァータの年代、ヴァータの季節、ヴァータの時間帯に、最もヴァータが亢進しやすくなるということになります。こういう時はヴァータの質を鎮めるために、ヴァータの質を強める物・事を避け、温と油を加えるような食事やケアが必要になります。エステやサロンなどでマッサージやケアを受ける場合も、セラピストに季節や年代に合わせた施術、オイル選びをしてもらうことが大切です。

 

この理論が理解できれば、数学の方程式を解くように、自分に不調があらわれた時、どのようなケアをすればよいのかがわかるという仕組みです。

 

まずは、自分の体質を知るところからはじめるとよいとおもいます。それについては、こちらの記事で書きましたので、もしよろしければチェックしてみてくださいね。

体質診断で不調の傾向を知る:

https://femi-therapy.com/topics/143/

 

 

ブログでは、なかなか書き進めることができませんので、書籍をぜひ購入して読み進めてみてくださいね。

 

このブログでは、当店のデリケートゾーンケア”フェミセラピー”の監修者であり、妊娠・出産・授乳・育児のみならず、女性の一生をサポートしてくれる助産師として活動を続けている神藤多喜子先生の著書「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」をベースに、より深いレベルで理解をしていただくための補足的説明や具体的な方法を解説しています。

デリケートゾーンケアの教科書

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サロン情報

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体質診断で不調の傾向を知る

2022.4.9

前回の記事では、「デリケートゾーンのケアは、どこからはじめる?」という、今あなたのからだにあらわれている不調に対して、デリケートゾーン(頭、おっぱい、VIOゾーン)のどの部分を優先的にケアしていくのかを知ることが大切であることを書かせていただきました。その中で、不調の「傾向と対策」があることについてもさらりと触れましたが、今回は、これがどういう意味なのかについて深掘りしたいと思います。

 

インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、私たちの心と身体の基本となる生命エネルギーを“ドーシャ”とよび、それは、“ヴァータ(風)”と“ピッタ(火)”と“カパ(水)”の3要素から構成されていると考えます。言いかえると、私たちは、その3要素をもつ生命体なのです。3つのそれぞれの要素(風・火・水)には働きや性質があり、その配分率によりその人の「体質」となります。

 

その人の「ドーシャ」は、受精した瞬間に決まるとされ、これは一生変わることのないその人の本質(基本)のドーシャとなります。そして、生活環境や食事などの後天的な要素が加わり、このドーシャのバランスが(若干)変わり、現在のあなたを作り上げています。

 

デリケートゾーンのケアサロンーアンチエイジング

 

それぞれの要素に性質があり、構成要素(要素の配分率)によって、外見や思考、行動パターン、不調のパターンまでも見えてきます。

 

余談になってしまいますが、サロンで体質チェック&カウンセリングの際、「あなたには、普段の生活の中でこういう傾向になりがちなので、こういうことでそれを鎮められることを知っておくと、少し楽になるかもしれませんね」と言った趣旨のお話しをするのですが、お客様はびっくりして「えっ?霊視ができるのですか?これって占いなのですか?私が食べている時の様子が見えるのですか?」と言われることが良くあります。霊視でも占いでもなく、それがまさに、体質の傾向なのですね。
話しをもとに戻しましょう。(笑)

 

ココがポイント♪

あなたが本来持っているドーシャパターンのバランスが調和している時は、心身ともに健康ですが、バランスが崩れると、不調を感じやすくなります。

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P28)主婦の友インフォス
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このことからわかるように、今あなたが感じている不調は、あなたが本来持っていたバランスから少し逸脱していることをそれとなく教えてくれているのですね。繰り返しになりますが、体質ごとで、表に出る(感じる)不調には、傾向があります。

 

そして、たとえ同じ不調・症状(例えば頭痛)だとしても、その症状の出方も違えば、対処法も違います。

 

そのことからも、生まれながらの体質を知り、それを大幅に崩さないようにする体質に合った生活や食事やケアが必要ですし、もしバランスを崩してしまった時には、その体質に合ったケアが必要となります。逆に、体質に合わないやり方を続けていると、特定要素を亢進させ、なんらかの不調となってあらわれることがあるでしょう。それが大きく道はずれてしまったときに「病気」としてあらわれるのです。

 

TVや雑誌、SNSなどで、憧れの存在があることは、向上心を支えたり自分を磨くきっかけになり、決して悪いことではないのですが、他人(異なる体質)のただ単に真似をすることは、自分の体質のアンバランスを引き起こしてしまう可能性があることをよく理解しておきましょう。

 

書籍内では、各体質の特徴とバランスを崩したときの特徴が説明されています。自分がどれにあてはまるか、チェックしてみてくださいね。

 

アーユルヴェーダのドーシャ理論「デリケートゾーンケアの教科書」より

 

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デリケートゾーンのケアは、どこからはじめる?

2022.4.8

先日の記事に「デリケートゾーンってどこ?」(https://femi-therapy.com/topics/115/)というのがあります。そこでもお話ししたように、「おっぱい」「VIO」「頭」の3つを合わせてデリケートゾーンとしています。単なる膣まわりのケアとは異なり、これら3つの部位が整えられることで、女性ホルモンのバランスも整ってきます。

 

デリケートゾーンのケアはどこを優先するのかをしることが大切です

 

現代社会を生き抜く女性たちは、常に忙しく、分刻み、どうかすると秒単位で、目の前の作業に追われています。自分のからだを1つでもケアする余裕なんてないのに、3つの部位をケアしないといけないなんて、「無理です~」という声が聞こえてきそうですね。

 

でも大丈夫、この本の面白いところは、最初の章にチェックリストがついていて、今の自分のからだの状態には、どこを優先的ケアするべきなのかを割り出せるのです♪

 

先日私の身に起きた話を例に、少しお話しさせてください。洗濯機は、もう10年以上も前に購入したドラム式洗濯機。引っ越しを機に買い替えようかななんてのも考えたのですが、どうにかだましだまし使い続けていました。しかし、ついに恐怖のエラーコードが表示されてしまったのです。メーカーの修理屋さんに来てもらい、修理できるのかどうかを見てもらうことにしました。

修理屋さんに、表示されたエラーコードをお伝えし、最近感じていた「乾燥時間が以前よりずいぶん長くなった。乾燥時間が長い割には、生乾きで終わってしまっている。」という、不調について伝えました。メーカーさんは、電源を入れ、ボタンを慣れた手つきで操作し、電動ドライバーでカバーをあっと言う間にはずしました。手持ちのタブレットと連携させながら、部品の状態などを点検している模様。少しすると呼ばれ、「乾燥機能の部品の一つである、乾燥時に排出される水を流す部分が経年劣化により摩耗して目詰まりを起こしているか、破損してしまって、水が溜まっていることでエラーが出ているようです。修理する場合は、その部品を取り換える必要があります。」と。

 

 

サロンでは、これと全く同じようなことをしています。年齢や普段の生活(時間帯)や食事などにはじまり、感じている不調(エラーコード)などをお伺いし、それをたよりに、全体とそれから特に強く出ている違和感の部分(部品)を確認したりします。年齢、体質などによってからだからのサインの出方は違ったり、例外などはありますし、1つだけが原因でないことも多いので、最初から特定するべきではないともされていますが、それでも「傾向と対策」などはあったりします。メーカーさんが、不具合の場所を特定して、修理するべき箇所を割り出すように、「原因を見つけ出し、それに応じた(応急)対処。今すべきことはなにか?」を探り出すことに集中します。

もちろん、まんべんなく、全体をケアしていくことができれば、不調な部分のみならず、全体的に調子がよくなるのは間違いないのですが、サロンの施術の限られた時間の中では、そうもいきません。

 

セルフケアについても、同じだと思うのです。何を優先するのか?大切ですね。そしてそれをまずは、見極めることが鍵となります。また、チェックリストを使って、全体を網羅的にみることで、自分では気づいていなかったことに気づけたりもします。

 

チェックリストは、こんな感じです。

女性のデリケートゾーンケアーどこを優先的にケアするか

とってもシンプルに見えますが、具体的で突っ込んだ内容になっています。「自分のからだを知る」ことからはじめましょう。

 

 

ココがポイント♪

人間には持って生まれた体質がありさらに女性には女性特有のからだのリズムがあります

ほぼすべての心身の不調は体質とリズムを無視することで起こります

先ずは自分の体質と女性のからだのリズムを知りましょう

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P23)主婦の友インフォス

 

 

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「自分のからだを知る」ことの大切さ

2022.4.7

もし、「あなたは、自分のからだのことをどれくらい知っていますか?」と尋ねられたら、どのように答えますか?「自分のからだを知る」とは、そもそもどういう意味でしょう?今日は、そのあたりについて、少しお話ししたいと思います。

 

説明ばかり!もっと具体的なデリケートゾーンのセルフケア方法を早く教えてほしいとはやる気持ちもあると思いますが、もう少しだけお付き合いください。よりご自分にあったやり方で、楽しみながらムリなく続けることができる、前置きになることと思います。

 

 

例えば生理について、あなたはどれくらい知っていますか?生理痛やPMSがあったりすることが当たり前、生理不順や出血が異常に多い方たちの場合は、お出かけや旅行などの予定も立てられない!など、とても煩わしいものに思っている方に、私も多く出会ってきました。マスメディアの影響もあり、「痛くなる前に対策を!」と、鎮痛剤の”気軽な服用”をすすめていたりもして、びっくりしてしまいます。

 

サロンをはじめてご利用していただく際に行うカウンセリングでよく耳にするのが、「私はもともと頭痛もちで、、、」とか「私の便秘は遺伝でして、、、」などと言って、その不調があって当然、仕方ない、あきらめるしかないなどと思い込んでいる方もよくいらっしゃいます。揚げ足取りになるつもりはないのですが、「もともと」(=生まれつき)頭痛もちということは、ありえないでしょう。

 

 

もう10年くらい前の話です。

 

閉経間近のお客様が、

「私は、14歳で初潮を迎えて以来、この年(当時49歳)になるまで、毎月、重度の生理痛に悩まされ、通常量では効かないのでより多くの鎮痛剤を服用していました。毎月です。それなのに、このケア(マンモリラクゼーション※)を、たった1か月(週に1度を4回)通っただけで、今回の生理は全く痛みがなく、いつもよりキレイな血が出て、するっと終わってしまいました。普通なら喜ぶべきでしょうが、私は悲しかった。なぜって、私は30年以上もの間、苦しんだ。あの苦しみは何だったのか。時間を返してほしい。あの苦しみがなければ、私は、もっと楽しい事もできたし、幸せだったと思う。女性であることを憎まずにすんだのに。」

と。

※マンモリラクゼーションは、「フェミセラピー」に含まれる手技の一つです。

 

ココがポイント♪

なぜ毎月生理が来るのかをきちんと理解していれば、生理は決して煩わしいものではなく、愛おしいものに感じられるはずです。

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P16)主婦の友インフォス

 

私たちのからだは、寝ている間も休むことなく働き続け、可能な限り通常運転をめざしてくれます(恒常性維持機能)。暴飲暴食、ストレス、寝不足などが続いても、“多少の犠牲”を払いながらでもどうにか生理を迎えることができているのです。その“多少の犠牲”が、頭痛だったり生理痛だったりするのですね。身体からすると「どうぞ主様、わたしの叫びに耳を傾けてください」と言ったところでしょうか。

 

インターネットやSNSの驚異的な進化により、他人の様子に目が行きがちですが、自分のカラダやココロの変化や変調を見逃してしまっていることがよくあります。他人と自分ではなく、自分の心身と向き合い、「知ること」がとても大切です。昨日と今日の違い、先月の生理と今月の生理の違い、去年と今年の精神的側面の違いなど、様々なところに五感を研ぎ澄まして感じてみるとよいです。

この書籍内で紹介されているデリケートゾーンケアの方法は、体質・年齢・季節によってもことなります。自分の変化に気づいておくことで、今日は、このケアをした方がいいなとか、今日はこれを少し多めにとりいれようなどといったことができるようになります。

 

書籍内の第1章は、自分の「体質」チェックからはじまります。自分の体質を知らずして、違う体質の「憧れの人」のやり方を真似ても、よい結果には結びつきません。

 

そしてもう一つ大切なのが、「女性のリズム」。月のサイクルもそうですし、年齢的な要素もそれに入ります。

 

「体質」のこと、そして「女性のリズム」のこと。

自分がどこにいるのかをマッピングできたなら、不調を一つ一つ取りのぞいていけることと思います。

 

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