生理があなたに伝えたいこと

2022.4.17

先日の記事「アップダウンが激しすぎて生きづらい」(https://femi-therapy.com/topics/171/)に、

 

女性ホルモンのせいで女性の心身は、なんだか厄介なことが多いなと思われがちですが、ウラの事情を知ると、それが愛おしくなるかもしれません。

 

ということを書きました。女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のバランスの変化の理由を知ったところで、生理が愛おしく思えない方もいるかなと、ふと思ったので、少しだけ補足したいなと思っています。

 

生理痛や生理の量と女性ホルモンの問題

 

「血の気が多い」とか「血の気が引く」なんて言葉があるように、血の量や濃さなどによって人の感情やからだの状態は、元気はつらつだったり、そうでなかったり、イライラしたり、細胞に栄養が行かなかったりします。このことからも、血液の状態が、私たちの心身に大きく影響していることがわかると思います。

 

生理のときに出る経血の血液以外の分泌物の主要なものは子宮体組織液で、腟液、頸管粘液、子宮内膜の崩壊した組織片、腟上皮細胞、細菌などが混じっています。血液の含有率は個人により大きく異なり、全月経血のうち約40%位が、平均の血液量とと言われています。

※参考文献:臨床婦人科産科 45巻4号 (1991年4月)6.月経血の成分と性状 岡山大学医学部・法医学 石津 日出雄

 

血液の量が150mlを超える場合、一般的に「月経過多」とされますが、排出される血液の量、そして、血液の形状(ドロドロ、さらさら、塊など)や経血が出る期間も個人差があります。当然、出る量が増えれば、体内に残る血液の量はその分減り、貧血気味になったりしますし、期間が長くなればなるほど煩わしさを覚えることでしょう。

 

そしてまた、この月経時の出血の仕方にも体質ごとの特徴があります。また、体質ごとに婦人科系の疾患の出方にも傾向があります。私たちは、生理時の様子(経血量、出方、期間、体調、心)の状態で、前回の生理後から今回までの生活や食事などの様子が表れると考えます。言いかえると過去の自分を評価されるということですね。(単に1か月間の話ではなく数か月~数年にわたる蓄積の場合もあります。)

 

なぜ、経血量が多いのか、ドロドロなのか、塊が出るのか、あなたの日常生活の中に必ず理由が潜んでいます。

 

例えば、生理後に貧血になりやすい方は、生理時以外の時も貧血傾向にあるにも関わらず、生理時(特に1日目~3日目)に動きすぎることで、出血ではなく”失血”をしていることが理由になることが良くあります。内膜が剥離する際に出血をするのですが、動きすぎることで必要以上に出血がおこってしまうのです。また、剥がれ落ちた子宮内膜は、酵素の働きによってさらっとした経血になるのですが、排出される子宮内膜や血液の量が多いと酵素の働きが追いつかず、その結果、粘性の強い経血のまま体外に排出されてしまうのです。逆も然り。経血量が少ないからよかった~というのは、早合点かもしれません。排出されるべきものが出ないで詰まっていることも、身体にとってはよくありません。(これは、ほんの一例です。まずは、疾患がないか、婦人科で専門医に診てもらうことをおすすめします。)

 

食事、生活、運動などを見直し、体質(今の状態)・年代・季節に合った必要なケアを取り入れることで、女性ホルモンの分泌がスムーズになりバランスされることで、痛みや苦しみを伴わない生理期を過ごせます。もちろん生理前のPMSも軽減され、イライラしたりクヨクヨしたり、浮腫・便秘になったり、肌荒れしたりなどといった心身のアップダウンも穏やかになります。

 

心に少し余裕ができると「ああ、今回もまた生理ちゃんが、いろいろと私に教えてくれているな」と、生理のことが愛おしくおもえてくるはずです。

 

神藤先生の動画が、参考になると思いますので、ぜひご覧になってみてくださいね。

 

 

 

ブログでは、なかなか書き進めることができませんので、書籍をぜひ購入して読み進めてみてくださいね。

 

このブログでは、当店のデリケートゾーンケア”フェミセラピー”の監修者であり、妊娠・出産・授乳・育児のみならず、女性の一生をサポートしてくれる助産師として活動を続けている神藤多喜子先生の著書「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」をベースに、より深いレベルで理解をしていただくための補足的説明や具体的な方法を解説しています。

デリケートゾーンケアの教科書

神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」 主婦の友インフォス
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サロンドカノンの「フェミセラピー」では、もちろん乙女のトキメキ「頭」と「バスト」と「VIO」の3部位を合わせて「デリケートゾーン」とし、施術を行っています。どのような施術が含まれているのかについては、ホームページをぜひチェックしてみてくださいねピンクハート

今すぐホームページで詳細を見る ⇒ https://femi-therapy.com/#details/

 

 

サロン情報

サロンドカノン(恵比寿)
お問い合わせ:https://femi-therapy.com/#contact
住所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目
※詳細は、ご予約を頂戴いたしましたらお知らせいたします。

 

 

 


「自分のからだを知る」ことの大切さ

2022.4.7

もし、「あなたは、自分のからだのことをどれくらい知っていますか?」と尋ねられたら、どのように答えますか?「自分のからだを知る」とは、そもそもどういう意味でしょう?今日は、そのあたりについて、少しお話ししたいと思います。

 

説明ばかり!もっと具体的なデリケートゾーンのセルフケア方法を早く教えてほしいとはやる気持ちもあると思いますが、もう少しだけお付き合いください。よりご自分にあったやり方で、楽しみながらムリなく続けることができる、前置きになることと思います。

 

 

例えば生理について、あなたはどれくらい知っていますか?生理痛やPMSがあったりすることが当たり前、生理不順や出血が異常に多い方たちの場合は、お出かけや旅行などの予定も立てられない!など、とても煩わしいものに思っている方に、私も多く出会ってきました。マスメディアの影響もあり、「痛くなる前に対策を!」と、鎮痛剤の”気軽な服用”をすすめていたりもして、びっくりしてしまいます。

 

サロンをはじめてご利用していただく際に行うカウンセリングでよく耳にするのが、「私はもともと頭痛もちで、、、」とか「私の便秘は遺伝でして、、、」などと言って、その不調があって当然、仕方ない、あきらめるしかないなどと思い込んでいる方もよくいらっしゃいます。揚げ足取りになるつもりはないのですが、「もともと」(=生まれつき)頭痛もちということは、ありえないでしょう。

 

 

もう10年くらい前の話です。

 

閉経間近のお客様が、

「私は、14歳で初潮を迎えて以来、この年(当時49歳)になるまで、毎月、重度の生理痛に悩まされ、通常量では効かないのでより多くの鎮痛剤を服用していました。毎月です。それなのに、このケア(マンモリラクゼーション※)を、たった1か月(週に1度を4回)通っただけで、今回の生理は全く痛みがなく、いつもよりキレイな血が出て、するっと終わってしまいました。普通なら喜ぶべきでしょうが、私は悲しかった。なぜって、私は30年以上もの間、苦しんだ。あの苦しみは何だったのか。時間を返してほしい。あの苦しみがなければ、私は、もっと楽しい事もできたし、幸せだったと思う。女性であることを憎まずにすんだのに。」

と。

※マンモリラクゼーションは、「フェミセラピー」に含まれる手技の一つです。

 

ココがポイント♪

なぜ毎月生理が来るのかをきちんと理解していれば、生理は決して煩わしいものではなく、愛おしいものに感じられるはずです。

出典:神藤多喜子著 「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」(P16)主婦の友インフォス

 

私たちのからだは、寝ている間も休むことなく働き続け、可能な限り通常運転をめざしてくれます(恒常性維持機能)。暴飲暴食、ストレス、寝不足などが続いても、“多少の犠牲”を払いながらでもどうにか生理を迎えることができているのです。その“多少の犠牲”が、頭痛だったり生理痛だったりするのですね。身体からすると「どうぞ主様、わたしの叫びに耳を傾けてください」と言ったところでしょうか。

 

インターネットやSNSの驚異的な進化により、他人の様子に目が行きがちですが、自分のカラダやココロの変化や変調を見逃してしまっていることがよくあります。他人と自分ではなく、自分の心身と向き合い、「知ること」がとても大切です。昨日と今日の違い、先月の生理と今月の生理の違い、去年と今年の精神的側面の違いなど、様々なところに五感を研ぎ澄まして感じてみるとよいです。

この書籍内で紹介されているデリケートゾーンケアの方法は、体質・年齢・季節によってもことなります。自分の変化に気づいておくことで、今日は、このケアをした方がいいなとか、今日はこれを少し多めにとりいれようなどといったことができるようになります。

 

書籍内の第1章は、自分の「体質」チェックからはじまります。自分の体質を知らずして、違う体質の「憧れの人」のやり方を真似ても、よい結果には結びつきません。

 

そしてもう一つ大切なのが、「女性のリズム」。月のサイクルもそうですし、年齢的な要素もそれに入ります。

 

「体質」のこと、そして「女性のリズム」のこと。

自分がどこにいるのかをマッピングできたなら、不調を一つ一つ取りのぞいていけることと思います。

 

ブログでは、なかなか書き進めることができませんので、書籍をぜひ購入して読み進めてみてくださいね。

 

このブログでは、当店のデリケートゾーンケア”フェミセラピー”の監修者であり、妊娠・出産・授乳・育児のみならず、女性の一生をサポートしてくれる助産師として活動を続けている神藤多喜子先生の著書「女性の不調をなくす デリケートゾーンケアの教科書」をベースに、より深いレベルで理解をしていただくための補足的説明や具体的な方法を解説しています。

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今すぐホームページで詳細を見る ⇒ https://femi-therapy.com/#details/

 

 

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サロンドカノン(恵比寿)
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住所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目
※詳細は、ご予約を頂戴いたしましたらお知らせいたします。